~ 不思議なおはなし ~
当院で生まれた不思議な子供達
Aさんは今回当院で4人目の出産をされました。1回目は平成23年7月に男の子、2回目は平成26年8月に女の子、3回目は流産されましたが、平成29年に3人目さんの男の子、そして今回令和5年9月に4人目さんの男の子を出産されました。 1番目の妊娠の時、逆子(骨盤位)になり、お腹がよく張っているので私は入院を勧めました。入院され安静にしていたら元の頭位に戻り、無事自然分娩となられました。 1番目の男の子さんが3歳の時に、お母さんが「お母さんのお腹の中でどうだった?」と聞いたら「僕はお母さんのお腹の中でしんどかった。 壁が狭くなって、隙間を探して動いた。 しんどかったのでお母さんのお腹をパンチやキックをしていたのに判って貰えなかった。 でもお母さんが休んでくれたので僕は元のところに戻ったんだ。」と答えたそうです。 ちょっと鳥肌もんの話です。 これを聞いてから逆子になっている妊婦さんにはこの話をします。逆子の妊婦さんに入院して貰って(なかなか入院されませんが)安静にしていると逆子が戻る事が多いです。 この子供さんはそれからも面白い話を続けます。 5歳になった時、神様の話をし出したそうです。 神様は大仏さんの様な頭をしていたそうです。 神様にテレビ?(画面?)のある部屋に連れて行かれて、テレビにいろんなお母さんやお父さんの顔が映っていて、神様から「お父さんとお母さんを選んで良いよと」言われ、お母さんの笑顔が可愛かったのと、お母さんとお父さんの仲が良さそうだったので、長い滑り台を滑って左の耳からライダーキックで子宮に入ったそうです。 子供によっては自分で選べず悩んでいる子が居たり、神様が「ここに行きなさい」と言われる子もいるそうです。 その差は何なんでしょうね。
2回出産後1度流産され、3人目妊娠中に2番目の女の子に、お腹の中の事を聞いたが何も話してくれなかったそうです。 3人目さんの男の子に5歳の時にお腹の中の事を聞いたら、神様と3人で遊んで居た。空を飛んだりしていたと話したそうです。 その時に今まで話さなかった2番目の女の子に聞いたら、「その話はしたらあかんのとちがう?」と言ったそうです。 その後は2番目の女の子も話をし出し、「自分は風船に乗ってお母さんのお腹の中に入った」と言ったそうです。 3番目の男の子さんは「ブランコで勢いをつけて、飛んでお母さんのお腹の中に入った」そうです。
3人目の男の子はお空で神様ともう1人の子と遊ぶのが楽しくて、一回お空から出たが、神様と離れるのが悲しくてお空に戻ったそうです。(流産した時の話?)でも神様がギュッと抱きしめてくれて、「頑張って行って来なさい」と言われてお腹の中に入ったそうです。 3人目さんを出産後、長男さんは「もう1人欲しい」と言ったそうです。 「何故?」と聞いたら、「お空の神様の所で4人で部屋に呼ばれ、4人で遊んで居た」そうで、「絶対もう1人生まれる」と言ったそうです。 そして4人目さんを妊娠され出産されました。 さて4人目さんの男の子がどのような話をしてくれるのか楽しみにです。 あと3~5年後でしょうか。 とても不思議な子供達です。 Bさんの1人目は女の子でした。 2人目さんが当院で生まれて、お父さんと2人で面会に来られました。 入院の部屋は2階で、1階の階段を上った先の2階にガラス張りの新生児室があり、ご家族が赤ちゃんを見れるようになっています。 生まれてから新生児黄疸が出ると保育器に入れて光線療法をします。 その1人目の女の子は階段を上って新生児室の中の保育器で光線療法をしている赤ちゃんを指さして、「あ、私もあの中に入って泣いていたんや」と言ったそうです。 以前テレビで同じような子供の話が特集でありました。 ちなみにCさんとしましょう。 Cさんは1回目の妊娠で流産されました。流産して大変落ち込まれたそうです。 その後妊娠され女の子を出産されました。 その女の子が2歳の時、まだCさんが妊娠に気づかない時に、「お腹の中に赤ちゃんが居るよ。女の子だよ。」と言ったそうです。 その後妊娠が判り驚いたそうです。 「何故判ったの」と聞くと、「お空で神様と2人で遊んで居た。本当は今お腹の中にいる女の子が先に生まれるはずだった。 でもお母さんのお腹の中に入るのは長い滑り台を滑って行かないといけなくて、途中でお腹が減るのでおやつが要る。 この女の子はおやつを持って行くのを忘れたので、取りにまたお空に帰って来た。 だから私が先に滑り台を滑ってお母さんのお腹の中に入った。 だからお腹の子はその女の子だよ。」 と言ったそうで、そのとおり女の子が生まれたそうです。 このお母さんは漫画家で、この話を漫画にしたそうで、流産された方が読まれて大変心が救われたと反響があったそうです。
まだまだ私が聞いていない話はあると思います。 不思議な話ですが妙に現実と合致しているのが驚きです。 ダライ・ラマは代々生まれ変わりがなっているそうです。 ダライ・ラマが死んだらチベット中の生まれ変わりの子供探して、前回のダライ・ラマの記憶を持っている子供が生まれ変わりと認定され、新しいダライ・ラマになるそうです。 現在のダライ・ラマは14世で、始まりは1642年からだそうで、長い歴史を営々と繋いでいます。 その話を聞いてほんまかいなと思いましたが、この不思議な子供達の話を聞くとあながち嘘ではなさそうに思いました。
片山産婦人科 片山 久史
|